「今の仕事内容に対して時給が見合っていない」「もう1年以上働いているのに昇給がない」…派遣で働いていると、一度は「時給交渉」が頭をよぎるものです。
結論から言うと、派遣の時給交渉は可能な場合があります。 ただし、やみくもに「上げてほしい」と伝えるだけでは失敗します。今回は、事務職に特化した成功しやすい職種や、担当者を納得させる具体的なコツを解説します。
1. 事務職で「時給交渉」が成功しやすい職種・ケース

事務職の中でも、特に交渉の余地があるのは以下のようなケースです。
- 専門事務(貿易事務・英文事務・経理など): 資格が必要だったり、特定の知識が求められる職種は替えが効きにくいため、交渉力が強くなります。
- 「業務範囲」が広がった一般事務: 当初の契約にはなかった「後輩の指導」「マニュアル作成」「高度なExcel作業」などを任されている場合、正当な理由として認められやすいです。
- 同一職場の更新回数が多い(1年以上): 長期間安定して就業している実績は、派遣先・派遣元双方にとって大きな信頼材料です。
2. 成功率を劇的に上げる3つの交渉コツ

① 根拠(エビデンス)を提示する
「なんとなく生活が苦しいから」という理由はNGです。
「VLOOKUPを駆使して作業時間を30分短縮した」
「他社の同条件の求人は、今より時給が100円高い」 など、定量的な実績や市場相場を根拠にしましょう。
② タイミングは「更新時期」の1ヶ月前
契約更新の意思確認が来るタイミングがベストです。派遣会社が派遣先企業と料金交渉を行う時間を確保できるよう、早めに相談しましょう。
③ 派遣会社の担当者へ相談する
時給を上げるには、派遣会社の担当者が派遣先を説得しなければなりません。「〇〇さんのためなら頑張って交渉したい」と思ってもらえるよう、日頃から良好な関係を築いておくことが不可欠です。
3. そのまま使える!時給交渉のメール・口頭例文

何を言えばいいか迷う方のために、そのまま使える例文を用意しました。
【パターンA:業務量が増えた場合】
いつもお世話になっております。 今回の契約更新についてご相談がございます。
現在、当初の業務に加え、〇〇(マニュアル作成など)や△△のサポートも担当させていただいております。業務の幅が広がったことを機に、時給の見直しをご検討いただけないでしょうか。
引き続き貢献していきたいと考えておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
【パターンB:長期間継続している場合】
いつも手厚いサポートをいただきありがとうございます。 本件で就業して1年が経過いたしました。現在、業務も円滑に進められており、派遣先からも評価をいただいております。
つきましては、今後のモチベーション維持のためにも、時給のアップをご検討いただけないでしょうか。お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
4. もし「NG」と言われてしまったら?

交渉の結果、どうしても上がらないこともあります。その場合は以下の2点を確認しましょう。
- 「何ができるようになれば上がるか」という条件を聞く
- スキルアップを支援してもらう、または別の高時給案件を紹介してもらう
時給交渉は、自分の市場価値を再確認する良い機会です。断られたからといって落ち込む必要はありません。
まとめ:正当な評価を勝ち取ろう
事務職は「誰にでもできる」と思われがちですが、あなたの丁寧な仕事や効率化の工夫には確かな価値があります。コツを掴んで、一歩踏出してみませんか?





